ダンボール梱包の際に使うテープは荷物の重さや量に応じてテープの種類を選ぶことが基本です。
ダンボール梱包作業に適したテープの種類は主に3種類、「ガムテープ」「布テープ」「OPPテープ」があります。
ダンボールの梱包に使えるテープの種類について
ダンボールの梱包に適したテープの種類は「ガムテープ」「布テープ」「OPPテープ」の3種類が主流です。
それぞれメリットとデメリットがあり、これがベスト!はありませんが、多少経費がかかってもOKならば布テープがオススメです(ただし布テープは高価)
軽い荷物の場合はガムテープ(クラフトテープ)
ガムテープはクラフト紙が素材の安価なテープです。ダンボール梱包用テープの中で最も一般的なタイプでカッターやハサミを使わなくても手で切ることができるテープです。
ガムテープ(クラフトテープ)はラミネート加工されているので重ね貼りができません。なので重い品物をダンボールで梱包する時に重ね貼り(底などを十字に貼る)使い方には適さないものです。
ダンボール箱の底が抜けてしまうかも?のような品物を梱包する場合は使わない方が無難です。
重い荷物の場合は強度が高い布テープ
布製で作らてれいる布テープは紙のガムテープ(クラフトテープ)よりも強度が高いため重い品物をダンボールで梱包する際に適したテープです。
布テープはガムテープのように手で簡単に切れませんが、繊維の目に沿うと手でも直線で裂くように切れる特性があります。
これを利用して布テープの上からマジックで文字を書いたりといった使い方もできる万能なテープ、昔はガムテープといったら布テープのことを示していました。
ただし布テープはガムテープに比べて高価といったデメリットがあります。
美しく頑丈に貼れるOPPテープ
PP樹脂が素材のOPPテープは布テープよりも丈夫で耐久性に優れたテープです。
透明なOPPテープを使用することでダンボールに印刷された企業ロゴや品番項目などの文字に被せて貼ることができる、梱包したダンボールが綺麗に見えるといったメリットがあるテープです。
ただしガムテープや布テープのように手で切ることは不可能なので、梱包の際にはカッター、ハサミ、ダンボールカッターなどが必要です。
美しく頑丈に貼れるOPPテープが最も万能と思える一方で、OPPテープは開梱時(ダンボールを開ける)に手では切れない為、爪で剥がすかカッターを使う必要があります。
開梱作業だけで考えるとOPPテープが最も面倒なテープなので、エンドユーザーや納品が多い企業の場合は『透明テープのダンボール開けるの嫌だな…』と思っている人が多いのも事実です。
オールマイティーに使える優秀なOPPテープですが、梱包時には開梱作業をする人の事を考えた貼り方、例えば爪で剥がせるポイントを作っておくような貼り方をすることで受け取った側の印象もかなり変わってきます。(OPPテープの一本線貼りでダンボールを一周させる貼り方は最も嫌われる貼り方)
養生テープはダンボールに不向き
養生テープとは、養生をするためのシートや布などを固定するために使うテープのことです。剥がすことを前提としているテープなので粘着力が弱く糊が残りにくい特徴があります。
布テープのように手で切り裂くことができる便利なテープですが強度の面からダンボールの梱包には向きません。
扱いやすいといった理由でダンボールの梱包に養生テープを使うのはやめましょう。
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