自転車をダンボール箱に入れて宅急便で発送することは可能ですが、その際にいくつか注意すべき点があります。
ダンボール箱に入れるとしても、運送会社によって送る箱のサイズ上限があることが一つ、例えばヤマト運輸なら200サイズ(重量30kgまで)対応なので、200サイズの箱に収まるようにタイヤやハンドル等のパーツを外して自転車をバラす(分解)作業があります。
ただし電動アシスト自転車・電動自転車(フル電動自転車)などは、小型車両の扱いになるので航空便での発送が不可。
佐川急便の場合は「飛脚ラージサイズ宅配便」で3辺合計が160cmを超える荷物(260cm以内)・50kgまでに対応しています。
自転車をバラすための知識や工具が無い場合はダンボール箱への梱包が難しいので、ヤマト運種なら「らくらく家財宅急便」で発送する方法があります。
ゆうパックでは重量ゆうパックを使うことで大きなサイズも発送できますが、最大170サイズまで。一般的に自転車をバラして梱包するダンボールのサイズが最低でも200サイズなので、重量ゆうパックでの自転車発送は厳しいのが現実です。
その他、西濃運輸ではダンボール箱3辺の合計が280cm未満となる「カンガルー自転車イベント便/輸送便」などもあります。
自転車を梱包するサイズのダンボール箱
自転車をバラして梱包するダンボール箱のサイズは最低でも200サイズとされています(自転車の形状・フレームの大きさ・タイヤインチにより異なる)
しかし200サイズのダンボール箱といっても一般的な箱の形ではたなく、横長縦長の形になります。
【宅配200サイズ】自転車・ロードバイク用ダンボール箱
長さ 1030 × 幅 230 × 深さ 680 mm3辺合計200
引用元ダンボールワン:https://www.notosiki.co.jp/item/detail?num=RB-200
このような横長縦長のダンボール箱に自転車をバラし、緩衝材を入れて梱包するのが一般的な自転車をダンボール箱で発送する方法になります。
28インチ大型ロードバイクぐらいの大きさになると240サイズのダンボール箱が必要になります。
一般的な自転車でカゴ付き場合は、取り外したカゴだけ別のダンボールに梱包して発送する工夫が必要です。
自転車をバラのに必要な工具
自転車をバラして梱包する場合、前輪・ハンドル・サドルだけを外して梱包できるのか、それとも後輪も外さないと梱包できないのか?で難易度が大きく変わります。
前輪・ハンドル・サドルだけならホームセンターで売られている2000円前後の工具セットで対応できる場合が多いですが、後輪も外すとなるとハードルが上がり専用工具が必要になる場合があります。
自転車をバラしてダンボール箱に入れる場合は、自分がどの程度まで自転車を分解出来るか、どれぐらい工具を使えるか?を考えた上で決定することをおすすめします。
自分でバラす自信が全く無い方はヤマト運輸の「家財宅急便」や佐川急便 の「大型家具・家電設置輸送」などに依頼するしかありません(ただし料金が高い)
一般的にいわれる「ママチャリ」は、ロードバイクのように輪行(自転車を電車などの公共交通機関を利用して自転車を運ぶこと)を考えられていない設計なので分解が難しい場合があります。
※ママチャリは後輪部分の分解がとくに難しい
梱包するテープは強度が高い布テープを使う
自転車をバラしてダンボール箱に入れる場合は、部品をプチプチなどで養生することが必須です。さらにダンボール内でバラした自転車が動かないように緩衝材で隙間を埋めることも大切です。
最後に梱包するテープは強度が高い「布テープ」を使いましょう。
自転車のフレームは突起面が多いので、布テープを使うことでダンボール箱の底抜け防止にも繋がります。
自転車用のダンボールは自転車屋でもらえる?
自転車を梱包する大きなダンボールが欲しいけど購入するのは嫌…といった方は、近隣の自転車販売店で自転車用ダンボール箱がもらえるかどうか聞いてみる方法があります。
基本的にスポーツサイクルなどは、半組み状態でダンボール箱に入った状態で納品されるもの、そして自転車を購入したお客様は乗って帰る方がほとんどで箱を必要としていません。
ですので自転車用のダンボール箱は自転車ショップにいけばある可能性が高く、無料でもらえる可能性があります(要確認)
ただし自転車ショップに納品される自転車用のダンボール箱は製造メーカーのロゴが入っていたり、品番や商品の図解が印刷されているものが多くあります。
また開梱時にテープやシールを剥がすことでダンボールがボロくなっていたりすることもあるので、無地の自転車用ダンボールが欲しい場合は新品購入がベストでしょう。
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