湿ったダンボールを放置すると虫がわきやすくりなります。とくにダンボール断面のすき間に卵を産みやすいうえに、ダンボール自体が虫のエサにもなってしまうことも…
小さな幼虫にとってダンボールは居心地のよい空間で保温性・保湿性が高いことから最悪はゴキブリの巣になってしまうこともあります。
ダンボールを保管する場合は湿気がない乾燥した場所で新品のダンボールを保管するのが基本、虫の発生を防ぐには使い終わったダンボールは保管せず捨てるがベスト。
とくにゴミ置き場のダンボールは「拾わない」「家に持ち込まない」「使わない」を徹底するだけで嫌な虫との遭遇率が下がります。
湿ったダンボールはNG、虫が湧いて悲惨な状態に!最悪ゴキブリも…
ゴキブリはダンボールの隙間(断面)に隠れている・巣にしている可能性があります。ダンボールは頑丈な上に保温性があり、ゴキブリにとっては最適な住処といわれています。
またダンボール断面の隙間はゴキブリの卵を産む場所に適しているとも…
湿気を帯びたダンボール、湿ったダンボールは虫が湧きやすく、湿った所で半年以上放置するとカビが生えて小さな虫にちょうど良い環境になってしまいます。
ゴミ置き場のダンボールは拾わない・持ち込まない・使わない
『ダンボールが必要だけどない、そういえばマンションのゴミ置き場にダンボールがあった…』
このような思考でゴミ置き場のダンボールを拾い、自宅に持ち込み、使用する行為は害虫の巣ごと家に持ち込むこむようなものです。
とくに気温が上がり始める5月~は要注意、6月の梅雨時期にゴミ置き場にある回収待ちのダンボールなどは最悪です。
ゴミ捨て場からダンボールを拾ったり、持ち込んだり、使用したりしないようにするだけでも自宅で害虫に遭遇する確率が減ります。
ゴミ置き場のダンボールが夏季にどのような状態になるのか?気になる方はマンションの管理人さんに聞いてみるとよく分かるはず。
その答えは「ゴミ置き場のダンボールは絶対に使うな」になります。
無料でもらえるダンボールも要注意
ダンボールを購入せずに無料でダンボールをもらう方法があります。もらえる場所はスーパーやコンビニ、ドラックストアやホームセンターなど。
店舗に納品されたダンボールを無料でどうぞ…といったものです。
形やサイズが揃っていなくても無料でダンボールがもらえるからラッキー!といった考え方もありますが、その無料ダンボールが夏季に屋外に置いてあるものだったら?しかも隣が飲食店だったら…
無料ダンボールをもらう場合は、そのダンボールがどのような状況下であるか?が重要なポイント、もらうとしても店内に置いてある状態が良いダンボールを選ぶのがベストです。
ダンボールを保存・キープしておきたい場合は新品で
ダンボールを保管・キープする場合は新品のダンボールが基本です。
その場合も乾燥した湿気のない場所に保管すること、湿度がある場所や食べ物の近く(例えば冷蔵庫横の隙間など)に放置しておくのは避けた方がよいです。
何かに使えるかも?と思い、使用済のダンボールを保管してしまう人が結構沢山いますが、ダンボール箱は単品で購入してもそれほど高いものではありません。
ダンボールはリサイクル可能な資源
ダンボールの主原料は原紙と糊、原紙の原料は古紙とパルプで、糊の原料はコーンスターチ(とうもろこし)になります。
またダンボールはほぼリサイクル可能なもの、ダンボール原紙の原材料の90%以上が使用済みのダンボールです。
ダンボールはゴミの分別と古紙回収・製紙・ダンボールの業界が一体となって資源の循環を支えているのが日本のリサイクルシステムです。
ゴミ置き場からダンボールを拾わない方がよい理由まとめ
ゴミ置き場からダンボールを拾うことにはいくつかのリスクと問題が潜んでいるのです。
- 法律とゴミの所有権: ゴミ置き場に捨てられたダンボールは、一般的に廃棄物として扱われ、所有者が放棄したものと見なされます。したがって、これらのダンボールを拾うことは、法的な問題を引き起こす可能性がありますが、ゴミの所有権が明確でない場合、盗難や私物の不正取得の疑いをかけられる可能性があります。
- 衛生上の問題: ゴミは本来処理されるべきものであり、ゴミ置き場は一般的に清掃されているわけではありません。ダンボールは雨や汚れに晒されることが多く、その中にはカビや雑菌が繁殖している場合もあります。これらのダンボールを触ることで、健康リスクが生じる可能性があるため、注意が必要です。
- 資源回収の妨げ: 市や自治体がゴミの収集を行う際には、ダンボールなどのリサイクル可能な素材を回収しやすくするためのシステムが整備されています。しかし、ゴミ置き場からダンボールを拾ってしまうと、本来の回収プロセスが妨げられることがあります。
これらの理由から、ゴミ置き場からダンボールを拾わない方がよいといえるでしょう。リサイクルや環境保護の意識を持つことは素晴らしいことですが、法律と衛生上の観点からも注意が必要です。
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