ダンボール箱の式・型とは?A式、C式、N式、ヤッコ型などのフォーマットを解説、目的や用途に合わせてのダンボール購入ガイド

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ダンボール箱には式や型があり、ダンボール箱に入れる品物や用途、業種による使い勝手などを考えられたフォーマットがあります。

一般的なダンボール箱のフォーマットにはA式、C式、N式、ヤッコ型(タトウ式)などがあり、初心者がダンボールを購入する場合は式や型を決めてから梱包する品物を考えてサイズを決める流れが理想です。

最も一般的なフォーマットがみかん箱タイプのダンボール「A式」になります。

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ダンボールの構成と種類

ダンボールは外層のライナーボード、中層のダンボール原紙、内層のライナーボードの3層で構成されており、中芯はダンボールに強度と剛性があるように作られています。

またダンボールには、外層と内層に使われる紙の種類によってさまざまな形があり、一般的なタイプ(フォーマット)はA式、C式、N式、ヤッコ型(タトウ式)と呼ばれるものになります。

A式ダンボール(みかん箱タイプのダンボール)

A式ダンボールは製造コストが安くオールマイティーに使えるダンボール箱。

組み立てる前は一枚の正方形・長方形の板状で、組み立てて梱包する時はテープを使います。

「ダンボールと言えば?」で一般的にイメージされるタイプがA式、みかん箱タイプのダンボールといっても通じる汎用性が高いダンボールです。

A式ダンボールは製造コストの安さと汎用性の高さから新品ダンボールでも他のフォーマットに比べ、価格が安く設定されています。

C式ダンボール(フタをかぶせる弁当箱タイプのダンボール)

C式ダンボールは高さが低いものを梱包するのに便利なダンボール箱、ギフトBOXなどでも使われるタイプ、被せ式ダンボールとも呼ばれています。

組み立て時に針金や鋲を使用するタイプや、ダンボールの組み合わせのみで針金や鋲を使わないN式と組み合わせたタイプなどがあります。

アパレルなどのジャンルではアウターやスーツ・ジャケットなどを宅配で送る場合にシワが付かないようにC式ダンボールを使って梱包する場合が多くみられます。

N式ダンボール(組み立て型ダンボール)

1枚の平面ダンボールを組み立てて作るタイプのダンボール箱、R式型、組立箱とも呼ばれるもので一枚でフタ部まで作られている優秀なダンボールです。

N式ダンボールは糊・針金・鋲を使わずに組み立てることができる設計で、ミカン箱タイプのA式ダンボールと同じぐらい人気が高いダンボール。

とくにネット通販事業者にN式ダンボールの需要が高く、N式ダンボールはネット通販時代に欠かせない存在になっています。

タトウ式ダンボール(ヤッコ型ダンボール)

タトウ型ダンボールとは四方から内側に包み込むように梱包する形状のダンボール、N式ダンボールより簡素な作りで組み立ても簡単なダンボールです。

構造上、箱の四隅に隙間が出来てしまうデメリット(隙間ができないタイプもある)がありますが、深さ3cm程度の物、例えば書類や書籍を梱包して発送するのに適している箱です。

目的・用途別のダンボール箱の買い方

ダンボール箱を購入する際には、どのような目的・用途で使用するのかを考える必要があります。

例えば、保管用のダンボール箱が必要な場合と、発送用のダンボール箱が必要な場合では必要な箱の種類が違ってきます。

  • A式ダンボール:オールマイティー
  • C式ダンボール:品物の高さが低く、面が広いもの
  • N式ダンボール:オールマイティー
  • タトウ式:書類や書籍、高さが低いもの

とくに宅配業者を使って発送する場合は、送料を考えて品物の内容や大きさに合わせて適切なダンボールの式を選ぶ必要があります(送料は経費に直結)

まとめ

市販されているダンボールには様々な種類があり、それぞれの種類にメリットとデメリットがあります。ニーズに合わせてダンボールの種類を選ぶ際には、その箱をどのような目的や用途で使用するかを考える必要があります。

ネット通販大手のアマゾンではエンドユーザーに宅配されたダンボールを開けやすい、畳みやすい、捨てやすいといった部分にまでこだわっているほど。

ネット通販時代では個人宅への配送需要が急激に伸びたこともあり、ダンボール箱の形とサイズ選びは経費に大きく関わる重要な項目にもなっています。

品物のサイズに見合わない大きさのダンボール箱でも緩衝材を詰めれば…のような事をやると、送料が高くなり必要がない経費が加算されることにも繋がるので、発送目的のダンボール選びはしっかり考えてから購入しましょう。

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