ダンボール塗装で絵具・アクリルガッシュ・スプレーは使える?

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ダンボールは安くて硬い紙、それでいて加工も簡単なので工作の素材として重宝されてるものです。

そんなダンボールは色を塗ったり絵を描いたりするのにも使える素材、塗装したダンボールをパーツとして使うことでダンボール工作のディティールUPにも役立つほか、ダンボール板をそのままキャンパスとしアートを描くことにも使われてます。

ダンボールに色を付ける場合は、先にジェッソ(GESSO)などの下地材を塗ってからアクリル絵の具で塗る方法や、スプレー缶などで直接ダンボールを塗装する方法などがあります。

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ダンボールをアクリル絵の具で塗装する方法

絵の具で塗装する場合は、いきなり塗るのではなく事前にジェッソ(GESSO)などの下塗り剤を塗っておきましょう。

またダンボールは水に弱いので、水性の絵具ではなくアクリル絵の具や油性の絵具での塗装をおすすめします。

ジェッソなどの下地材を塗っておく

アクリル絵の具で塗装する前にジェッソ(GESSO)などの下塗り剤を塗り、しっかりと乾燥させます。こうすることでアクリル塗料の付着がよくなります。

とくにダンボールをキャンパスにして絵を書く場合は下地処理をしっかり行いましょう。ジェッソが波打ってしまったら紙やすりなどで平面にするような方法があります。

アクリルガッシュの魅力と使い方

アクリルガッシュは、アクリル絵具を水で薄めたものであり、絵画やアート作品を制作する際に幅広く利用されています。その美しい色合いと使いやすさから、多くのアーティストに愛されている絵具、他の絵具と比較して、水彩絵具に近い質感を持ちながら、アクリル絵具特有の耐久性と早乾性を兼ね備えています。

アクリルガッシュの特徴

アクリルガッシュは高い色彩再現性を持ち、鮮やかな色を実現します。そのため、絵画やイラスト、アート作品に魅力的な色合いを与えることができます。

水との相性が良く、水彩絵画のように水を多く使用して自由に色を調節することもできます。絵具と水の割合を調整することで、薄いウォッシュから濃密な色塗りまで幅広い表現が可能です。

多様な表現力

アクリルガッシュは他のアクリル絵具と同様に、筆、スポンジ、ペン、スプレーなどさまざまな道具を使って表現することができます。これにより、アート作品に独自のタッチを加えることができます。

水を使った薄め技法や重ね塗りにより、アクリルガッシュはアーティストに豊かな表現の幅をもたらします。幻想的なグラデーションや流動性のある独特の質感など、他の絵具では難しい表現が可能です

速乾性

アクリルガッシュは乾きが早く、作品制作が効率的に進められます。また、乾いた後も色が変わりにくいため、色合いを長期間保持しやすいというメリットがあります。

またアクリル絵具の特徴である耐久性を持ちながら、水彩絵具のような透明感を備えています。そのため、アクリルガッシュで制作した作品は長期間にわたり美しさを保ちます。

ダンボールは水に弱い

ダンボールの主原料は原紙と糊、原紙の原料は古紙とパルプで、糊の原料はコーンスターチ(とうもろこし)、原紙も糊も天然素材です。

紙の繊維同士は水素結合していますが水につけるとバラバラになることからダンボールの最後は土に還るものです。

スプレー塗装が最も簡単

ダンボール全体を塗装したい、板状のダンボール全面を塗装したい時などはスプレー缶による塗装が最も楽で簡単、しかも早いです。

ただしスプレー缶による塗装は作業スペース・湿度・換気の問題があるので、ダンボールをスプレー塗装する場合はなるべく晴れた日の風がない屋外が理想です。

しかし屋外でスプレーを使うと、臭いや塗料が飛散してしまう可能性があり、住宅密集地でのスプレー屋外塗装は迷惑行為そのものです。

ダンボール箱の中でスプレー塗装をする

室内でスプレー塗装を行う場合は、窓を全開にして十分な換気状況にすることが前提です。

その上で塗装したいダンボール板を、箱状のダンボール箱内でスプレー塗装することで周囲への飛散を防ぐことができます。

ダンボール箱内でのスプレー塗装は自宅でDIYの基本、バイクや車の部品を塗装したりプラモデルの塗装でも使われる一般的な方法、自宅で出来る簡単な塗装ブースです。

塗装ブースのメリット

塗装ブースの中でスプレー塗装を行うメリットは、塗料が飛散しない、塗装面に空気中のホコリが付着しにくいなどがあります。

塗装が終わったらダンボールで作った塗装ブースのフタを閉めればゴミやホコリの侵入を防げる、繰り返し使えるので使い終わったら畳んでしまって置けるなどのメリットもあります。

どうしても自宅でスプレー塗装できない場合は…

自宅でどうしてもスプレー塗装ができない状況の場合は、周辺の大型のホームセンターをチェック。

大型のホームセンターには工作室が設置されてる場合が多く、中には塗装ブースを設置している大型店舗もあります。

プラモデルのような小さい物であれば塗装ブースが設置されている模型製作店を使う方法もあります。

スプレー塗装の注意点まとめ

スプレー塗装は、家具、模型、車、壁面などさまざまな場面で利用される便利な塗装方法ですが、注意点を守らないと塗装の品質や安全性に影響を及ぼす可能性があります。

  1. 適切な換気:スプレー塗装は揮発性の有機溶剤を含んでいるため、十分な換気を確保することが重要です。屋外で行うことができればベストですが、室内で行う場合は窓を開け、換気扇を使用して室内の空気を循環させるようにしましょう。
  2. 塗装場所の選定:塗装する場所は風が強くない場所を選びましょう。風が強いと塗料がうまく着かず、周囲に飛散してしまう可能性があります。
  3. 保護措置:塗装する物品の周囲を新聞紙やマスキングテープで保護することで、周囲の物や壁などを塗料の飛散から守ることができます。
  4. 塗装面の下地処理:塗装する物品の表面はきれいに清掃し、油や埃、汚れを取り除くことが必要です。また、平滑でない場合は研磨を行い、均一な表面を作ることが大切です。
  5. 塗料の選定:使用する塗料は塗装対象物に適したものを選びましょう。塗料缶のラベルや説明書をよく読んで、適切な塗料を用いてください。
  6. 均一な塗布:塗料を均等に塗布することが美しい仕上がりのポイントです。ムラや垂れを防ぐために、薄い層を何度か重ねて塗ることが推奨されます。
  7. 安全対策:塗料に含まれる有害な成分に触れないように、ゴム手袋や保護眼鏡などの安全対策を忘れずに行いましょう。
  8. 火気厳禁:塗料には引火性があるものもあるため、塗装作業中は火気を近づけないようにし、禁煙を徹底しましょう。

これらの注意点を守ることで、スプレー塗装をより効果的かつ安全に行うことができます。ただし、大規模な塗装作業や専門的な用途にはプロの塗装業者に依頼することが適切な場合もあります。

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