一般的に猫は箱が好きとされており、中でもダンボール箱をとくに好みます。
これは猫が外的に発見されないように隠れて生活していた時代の名残とされているもので、猫にとって体を隠すことが出来る狭いスペースは本能的にも落ち着く場所が理由とされています。
これは猫を飼ったことがある人は分かることで、実際に猫は箱モノが大好き。
そのなかでもダンボールが箱は猫にとってかなり居心地のよい空間であり、ダンボール箱は隠れるのと同時に爪とぎ場所として好む猫も多いのです。
猫にちょうどいいサイズのダンボール箱で迷っている場合は、みかん箱タイプの100サイズのダンボールがおすすめです。
猫にとってちょうどよいサイズ感のダンボール箱
猫がダンボール箱を好む理由はダンボール箱の大きさ(みかん箱タイプの100サイズ)がちょうど良いということ。
猫の体は柔軟で、実際の大きさよりもずっと小さいスペースに押し込むことができます。
ただし猫の体格によって好むサイズ感に違いがあるのもポイント、またダンボール箱のフタ有り無しも猫によって好みが分かれます。
ダンボール箱は通気性や保温性に優れている
猫がダンボールを好むもう一つの理由は、通気性・保温性に優れていることがあげられます。
猫の体温は人間よりも高いので(猫の平熱は38℃台、個体による)暖かい場所を探して休むことが多いとされています。
ダンボール箱は通気性や保温性に優れているので、冬は猫にとってちょうど良い暖かさを、夏は通気性も良いので快適に過ごすことができるのです。
猫の爪とぎとしてのダンボール
ダンボールは猫がひっかくのに最適とされており、猫の爪とぎ専用ダンボールが売られているほどです。
ただし猫の爪とぎとして有効なのはダンボール全面ではなく断面。
ダンボールを細くカットしたものを纏めることで猫の爪とぎを自作することも可能、カットしたダンボールを丸める方が楽です。
それでも猫爪とぎダンボールの自作が面倒な方は完成されたものを購入したほうが圧倒的に楽、また自作の場合はなるべく新品ダンボールがよく、
一度発送に使われたダンボールに臭いや汚れが付着していると衛生面の問題や猫が嫌がる場合があります。
みかん箱タイプの100サイズダンボール箱がオススメ
猫にちょうどいいサイズのダンボールをお探しなら、みかん箱タイプの100サイズのダンボールがおすすめです。
みかん箱タイプのダンボールは「A式」と呼ばれるもの、製造コストが安くオールマイティーに使えるダンボール箱として最も汎用性が高いダンボール箱です。
みかん箱タイプのダンボールは組み立ても簡単、猫が隠れたりするのにちょうどいいスペースが確保できます。
ダンボールのサイズとは?
一般的に売られている、使われているダンボールのサイズとは、運送会社の共通サイズに収まる範囲で作られているものが主流です。
「ゆうぱっく・ヤマト運輸・佐川急便」の大手3社は60、80、100、120、140、160、180、200といった大きさを共通サイズとしており、ダンボールのサイズとは立方体の縦・横・高さの合計センチの事になります。
例えば100サイズなら40cm+10cm+50cm=100サイズの箱、20cm+20cm+60cmでも100サイズの箱になります。
A式(みかん箱タイプ)ダンボールが猫にオススメな理由はフタの自由度が高いためです。
猫によってはフタが閉じられた状態が好きな子もいれば、フタが無いダンボール箱を好む子もいます。
A式ダンボールなら猫に合わせてフタ部を半分にカットしたりフタを無しにしたり自由にできるメリットがあります。
猫のための理想的なダンボール箱サイズとその理由まとめ
ダンボール箱が猫に人気の理由 猫がダンボール箱を愛する理由にはいくつかの要因があります。
・安心感:ダンボール箱は、狭い空間でありながら四方を囲まれているため、猫にとって安心感を提供します。野生の祖先であるネコ科の動物たちは、巣や洞穴で安全を確保していたことから、このような箱の中でくつろぐことが自然な行動といえるでしょう。
・遊び場:猫は好奇心旺盛な動物であり、ダンボール箱は彼らの遊び場として最適です。箱の中を探検したり、中から外へジャンプしたりすることで、彼らの狩猟本能が刺激されます。
・温かさ:ダンボールは絶縁材料としても機能し、中に入ることで体温を保つ助けになります。そのため、寒い季節には特に猫たちにとって魅力的な場所となります。
猫と相性がよいダンボール箱のサイズ
・適度な広さ: 猫は自由に身を回転させることができる程度の広さがあるダンボール箱を好みます。一般的な成猫にとっては、身体を少し丸めた状態で座れるサイズが適しています。
・身体に合った高さ: ダンボール箱の高さは猫の体長に合わせて選ぶことが重要です。彼らは箱に入るだけでなく、上に乗って見晴らしを楽しむことも好みます。
・出入りしやすさ: 猫は素早く動く生き物であり、適度な大きさの出入り口があるダンボール箱を好みます。あまりに小さすぎると入りにくく、逆に大きすぎると安心感が得られない可能性があります。
ダンボール箱の活用方法
・キャットハウス: 大きめのダンボール箱を加工して、猫専用のキャットハウスを作ることができます。箱の内側に柔らかい素材を敷き詰めて快適な空間にしてあげると、猫はそこでくつろぐことでしょう。
・クッションやおもちゃの隠し場所: ダンボール箱を適度な大きさに切り抜き、中にクッションやおもちゃを隠すと、猫が自分で見つけて楽しむことができます。
・爪とぎ用の箱: 猫は爪とぎが欲求ですが、ダンボール箱はその欲求を満たす素材としても優れています。箱の表面を加工して、猫が爪とぎできるようにしてあげると良いでしょう。
猫はダンボール箱を好きな理由は、安心感や遊び場としての利用があります。理想的なダンボール箱のサイズは猫の体長や身体の動きに合わせたもので、適度な広さと適切な高さが大切です。ダンボール箱はリーズナブルで手軽に入手できるため、猫のためにぜひ活用してあげてくださいね。
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